[TIPS] 無駄データのトリミング方法

今回のTIPSは黒魔術レベルのTIPSです。開発者だからできる裏技・・かな?
ジムカーナやダートラなどで走行を終えた後、同じ位置で車両停止しなくては後にひげのように無駄なラインが描画されてしまう事があります。
GPSが1台だけのフリー版であれば、それはそれとして使ってくださいですむのですが、GPSを2台用いてヨーレートやドリフトアングルを出そうとしている人からすれば、1台が停止と判定し、もう一台が走行と判定してしまうと、比較できないデータになってしまいます。

そこで、ジムカーナやダートラ向けの「無駄データのトリミング方法」について、ご説明させていただきます。冒頭でも書きましたが、これは開発当初の意図していない使い方でありdp3側でも、この使用方法に関する機能修正・削除、サポートは行う予定はありません。あくまでもこの様な効果もだせるという程度でお願いいたします。

では、詳細は続きからどうぞ!

上のキャプチャは、GPS2台を設置したデータを表示させた物です。速度が1km/hの境界付近になるタイミングがあったもので、青色は停止と判定し短いデータ。赤色は停止と判定せず長いデータになっています。その為、本来表示可能なヨーレートやドリフトアングルが表示できない状態になっています。

この様な場合、「LAP分割」を黒魔術的に用いる事でデータをトリミングすることが出来ます。LAP分割用に光電管を設定するのですが、ここに工夫があります。

LAP分割はその動作仕様上、走行軌跡に対し2点以上と交差している必要があります。その為、本来であればゴール地点のみと交差すれば良いように感じるところ、ゴール移行の無駄な走行軌跡の一部ともう一度交差するように定義します。
参考までに、こちらはNGのサンプルです。

このように設定してしまっては、LAP分割は機能しません。

さて、正しく2点と交差するように光電管を設置しましたら、「ライン分割時重複秒数」の調整です。これは、メニューの「表示」-「走行軌跡設定」にあります。


「ライン分割時重複秒数」は、LAP毎に分割する際に、交点前後に何秒ずつ、データを残すのかを指定します。初期値では5が入力されているのですが、今回は交点から極力離したくない為、最小値である1を入力し、OKを押します。

これで、いよいよLAP分割です。

走行軌跡を右クリックし、LAP分割を選択。対象とする光電管を指定してください。
選択すると、今まで一覧にチェックボックスが入っていた物が、解除されていますので、改めて選択すると、このように一見壊れたかのようなデータが表示されます。(黒魔術と表現するゆえんです)

これは、LAP分割処理の設計意図としてはサーキットの1ラップずつを分割する目的であり、交点付近に車速境界値付近のデータがある事を想定していない事に起因するバグだと思いますが・・。(この様な表示にならない事もあります)
あくまでもこれは黒魔術なので気にせず、先に進みます(苦笑)

データの一覧表から該当すると思われるデータを右クリックし、書き出しを行います。

書き出したデータをダブルクリックし、表示させると・・トリミングされて表示されました。

今回、二つのGPSをペアにしてヨーレートを出す事が目的ですので、もう一方のデータをドラッグ&ドロップすると、
LAP+ spec.Sがペアとして認識した事を示す「*」印がつき、無事にヨーレートを表示させる事が出来ました。

このテクニックを利用すれば、ジムカーナやダートラで、ゴール通過後に直後に停止して分割されたデータと、パドックまで、ダラダラと続いたデータが混在する事による、「気持ち悪さ」を解消する事が出来ます。

サポートもしない。表示異常も直す予定のない、「黒魔術」でもよろしければ、どうぞお使い下さいませ。